花火撮影で失敗しないコツ9選|初心者がよくある失敗と対処法を徹底解説

「せっかく花火大会へ写真を撮りに行ったのに失敗してしまった…。」
そんな経験をしたくない方も多いのではないでしょうか?
花火大会は、多くの場合年に一度しか開催されません。
撮影に失敗すると、次に同じ花火を撮れるのは1年後になります。
私自身も花火撮影を始めた頃は、白飛びやピンボケ、場所選びの失敗など、数え切れないほど失敗を経験してきました。
しかし、その失敗を一つずつ改善してきたことで、現在では熊野大花火大会や大阪・関西万博「EXPO Thanks 花火」、ドッコイセ福知山花火大会など、全国各地で思い描いた花火写真を撮影できるようになりました。
この記事では、私が実際に経験した失敗例をもとに、初心者が花火撮影でよく失敗する原因と、その対処法を9項目に分けて詳しく解説します。
この記事を読んで準備をしておけば、初めての花火撮影でも失敗する可能性を大きく減らせるはずです。
ぜひ、最後まで読んで頂き、参考にしてください。
RAW設定を忘れる
花火の撮影でよくあるのがRAW設定を忘れてしまうことです。
花火は、打ち上がる花火の大きさや数によって光量が違うため、Mモードで設定して撮影しても、暗くなったり、白飛びしてしまうことがあります。
そのため、基本はRAWまたはRAW+JPEGで撮影するのがおすすめです。


RAWで撮影しておけば、上の作例のようにLightroomで白飛びを抑えたり、花火本来の色を復元しやすくなります。
Lightroomでの花火写真の編集方法は、こちらの記事で解説しています。
特に普段JPEGで撮影している方や、新しいカメラを使い始めた方は、RAW設定を忘れることがよくありますので注意してください。
手振れ補正を切るのを忘れる
花火撮影するときは手振れ補正をOFFに設定してください。
手振れ補正をONにしていると、カメラが微振動を検知して、逆にブレてしまうことがあります。
撮影している間は、ブレていることに気づかず、撮影が終わり、帰ってパソコンにデータを読み込んで拡大してみるとブレていることがあったりします。
せっかくの花火の写真が台無しになってしまうので、手振れ補正機能をOFFにしておきましょう。
レリーズを忘れる
花火撮影では、レリーズを忘れる方も意外と多いです。
最近のカメラだと、スマホとWi-FiやBluetooth接続して、遠隔でシャッターを切ることができますが、途中で接続が切れることも多々あります。
一番撮りたい瞬間を逃してしまうと本当にショックです。

私は花火大会では、念のため有線と無線のレリーズを1本ずつ持って行きます。
万が一に備えて予備を用意しておくと安心です。
レンズ選びを間違える
次がレンズ選びです。
実はこの失敗、初心者だけではありません。
私も今でも初めて行く花火大会では悩みます。
初めて行く花火大会、撮影スポットと花火との距離感がわからないので、どの焦点距離が最適なのか判断が難しいからです。
「標準レンズを持ってきたけど、ズームレンズのほうがよかった」
「ズームレンズを持ってきたけど、広角レンズのほうがよかった」
こんなことが今でもあります。

2026年6月に開催された舞洲の花火大会では、レンズ選びを間違えてしまいました。
いざ花火大会に行くと、当初予定していた場所とは別のポイントで撮影することもあります。
荷物は少し増えますが、広角・標準・望遠の3本を持って行くことをおすすめします。
ロケハン不足
私が一番大事だと思っているのが、撮影場所選びです。
実は、花火撮影はカメラの設定よりも「どこで撮るか」のほうが重要です。
当日に決めようとすると、時間がなくて良い撮影スポットが見つからず、キレイな写真を撮ることが難しいです。
撮影スポットは、花火大会当日ではなく、数日前から決めておくことをおすすめします。

事前にSNSで他の人が過去に投稿している写真を見ながら候補を決めて、Googleマップで候補をいくつか決めておくと良いでしょう。
もし可能なら事前に下見に行くとさらに安心です。
構図に余白がある
花火を撮るときは、余白が多すぎる写真にならないよう意識しましょう。
花火が小さく写ってしまうと、迫力が伝わりにくくなります。


データ:焦点距離17.5mm ISO100 f10 Bulb(15 秒)
逆に花火を撮影するとき、花火が写真の枠いっぱいに写ると迫力のある写真が撮れます。
できるだけ写真の枠いっぱいまで花火を入れて写真を撮るのがオススメです。
あとから編集でトリミングしても大丈夫ですが、画素が減ってしまいます。
できれば撮影時に構図を決めて、花火を大きく写すことを意識してみてください。
ピントがずれている
花火を撮影するときはMF撮影が基本となります。
普段AFしか使わない方は、ここで失敗することが非常に多いです。
特に注意が必要なのは花火が打ち上がった後に、構図を微調整するため、三脚の位置をずらしたり、少しカメラを動かすことがあります。
そうすると被写体のピントが合わなくなってしまいます。

データ:焦点距離88.0mm ISO160 f10 Bulb(8秒)

私も福知山花火大会で、ほんの少し三脚を動かしただけでお城がピンボケになってしまいました。
少しでも構図を変えたら、必ずもう一度ピントを確認してください。
シャッターを開ける時間が短い
花火をキレイに撮影するには、シャッターを開けておく時間がとても大切です。
シャッターを切るタイミングは、花火が打ち上がった瞬間にリモートレリーズを押してシャッターを開きます。
そして、花火が打ち上がり、花火が消えた瞬間にリモートレリーズのボタンを離します。
早く閉じてしまうと花火が途中で切れてしまい、迫力のない写真になります。

データ:焦点距離20.0mm ISO100 f10 Bulb(6秒)
最初は難しく感じますが、何発か撮ればタイミングはすぐにつかめるようになります。
このシャッターを切るタイミングをマスターすることで、夜空に彩る日本の美しい花火を撮影することができます。
白飛びさせてしまう
シャッターを長く開けすぎて白飛びさせてしまうこともあります。
特にフィナーレでは、花火が一気に打ち上がるため、通常と同じ設定では白飛びすることがあります。

福知山HANABI2025
データ:焦点距離20.0mm ISO100 f14 Bulb(8秒)

大阪・関西万博のフィナーレでは、私も白飛びさせてしまいました。
RAWなら多少は補正できますが、完全に白飛びしてしまうと色は戻せません。
なので、F値を絞って明るさを調整してください。

私は「少し暗いかな?」くらいで撮影し、後からRAW現像で明るさを調整することが多いです。
まとめ
花火撮影は難しそうに見えますが、失敗する原因を知っておくだけで成功率は大きく上がります。
私自身も最初は何度も失敗しました。
だからこそ、今回紹介したポイントはすべて実際に経験して学んだことばかりです。
夏は花火大会が続く季節です。
1回だけで終わらせず、ぜひ何度か撮影に挑戦してみてください。
撮れば撮るほど経験が増え、自分の理想の花火写真に近づいていきます。
そして、日本の美しい花火を楽しみながら、写真撮影も思い切り楽しんでください。
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